福岡ハンターズ・キャンプ

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06/10/2026

病院の敷地にイノシシが出没して困っているという通報を受け、先日から現場の調査を進めていました。
​ひとまず生息エリアを特定するために、目星をつけたポイントに撒き餌を仕込んで様子を探ることに。
そして翌日。
足音を殺してこっそり近づいてみると……。
いるわいるわ、小イノシシが無我夢中で餌を探しています。
​その数は……ひー、ふー、みー……。
げげっ、全部で6匹もいるじゃないか!!

​この小イノシシを根こそぎ捕獲するためには、大型の箱罠が最もベストな手です。
​しかし困ったことに、現在当会が所有している大型箱罠は他の現場へ出払っており、すぐに手配することができません。
​では、「くくり罠」で対処するか?
しかし、くくり罠では、せいぜい2〜3匹を捕獲した時点で警戒されるため、全滅するのは難しくなります。
​
くくり罠で個体数を減らし、撒き餌で誘い出して仕留める「誘引銃猟」というテクニックもあります。
しかし、場所が病院の敷地内である都合上、ライフルをブッ放すわけにはいきません。
​エアライフルによるシャープシューティングで、このサイズのイノシシなら仕留める事は可能ですが、残念ながら古賀市では、鳥類駆除以外での空気銃の使用が許可されていません。

​ん〜〜〜、どうしたものか。
​他の現場から大型箱罠を無理やり移設するか。
それともくくり罠で数を減らすのを優先するべきか。
​少し知恵を絞って戦略を考える必要がありそうです。

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05/10/2026

本日はくくり罠で、シカを2頭捕獲しました。
​このくくり罠は2日前、地元の栗農家さんから「栗が荒らされている」と相談を受け、仕掛けておいたもの。
​「イノシシなら分かるけど、シカも栗なんて食べるの?」と疑問に思われる方も多いかもしれませんが、実はシカもイノシシに負けず劣らずの大の栗好きです。

​畑に残された痕跡から、犯人がイノシシかシカかを見分けるポイントがあります。
​イノシシが食べた場合、器用に口の中で硬い鬼皮だけを選り分けて吐き出すため、地面には鬼皮の破片が散らばります。
​一方、シカが食べた場合は鬼皮ごと丸呑みしてしまうため、地面には空のイガだけが残されるのです。
​今回の現地調査でも、明らかに食跡はシカのもの。
シカがこの畑に侵入するルートは経験上知っていたので、狙い通りのスピード捕獲となりました。

​欲を言えば、昨日はちょうど「福岡ハンターズキャンプ」のメンバーが集まる日だったので、昨日かかってくれていればみんなで対応できたのですが……。
まあ、昨日は昨日で色々とあったので、その話はまた後日。

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今回は……ちゃんとアライグマですね。​このアライグマ、なかなか肉付きが良く美味しそうです。以前から「アライグマの肉を食べてみたい」とおっしゃっていた方がいらっしゃったので、今回は食肉処理へ回すことにしましょう。​さて、近年ジビエ界隈では「ア...
02/10/2026

今回は……ちゃんとアライグマですね。
​このアライグマ、なかなか肉付きが良く美味しそうです。
以前から「アライグマの肉を食べてみたい」とおっしゃっていた方がいらっしゃったので、今回は食肉処理へ回すことにしましょう。
​さて、近年ジビエ界隈では「アナグマ」の人気が急上昇しています。
おそらくYouTubeなどでインフルエンサーが「ジビエの中で最も美味い!」などと発信している影響が大きいのでしょう。
​たしかに、脂が乗ったアナグマ肉は美味しいです。
​しかし、ジビエ全般において頭に入れておかなければならないのは、「個体によって味が全く異なる」という点です。

​実際にアナグマでも、一口食べただけで「二度と食べたくない」と拒絶反応を起こすほどキツいものに当たることもあります。
アライグマも同様で、「雨の日の湿った犬小屋」のような強烈な臭いを放つ個体に出会ったことがあります。
​このような激しい個体差を生む最大の原因は、その個体が直前まで何を食べていたかという「食性」です。
これまでの経験上、川や溜池などの水場近くに生息し、ザリガニやタニシなどを主食にしていた個体は、ツンと鼻を突くようなアンモニア臭が強いことがあります。
​

​では、「美味い個体」はどうやって見分けるのか?
​……これについては、結局のところ長年の経験から来る「目利き」がすべてです。
​日頃から懇意にしていただいている岡垣のジビエ料理店「べんけい」のオーナーシェフもおっしゃっていましたが、長年ジビエと向き合っていると、毛並みや体型で「この肉は当たりだな」というのが感覚的に分かってきます。
​私自身、狩猟よりも釣りの経験が長かったりするのですが、「本当に美味い魚」は手に取った瞬間にピンと来ますし、包丁を入れた手応えだけで「勝ち」を確信できます。
​ジビエも魚も同じ。
「現場での目利き」こそが何よりの鍵ですね。

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29/09/2026

福岡ハンターズ・キャンプでは、行政と連携したアライグマ被害防除活動を実施しています。
​このような防除活動において最大のボトルネックとなるのは、「捕獲」そのものよりも、捕獲後の「処分」。
​出没するアライグマを箱罠で捕獲するところまではできるが、「自分の手で殺めるのは抵抗がある」という方がほとんどなのが現実です。
​そこで当会では、アライグマを捕獲した市民が市役所の環境課へ連絡し、環境課が捕獲情報と詳細な場所を当会の専用コミュニティページに投稿。
その日の見回り担当者が現地へ赴き、回収・処分を代行するという連携スキームを構築しています。
​なお、この活動は有害鳥獣捕獲ではないため、市からの捕獲報奨金は出ません。
しかし、当会から作業負担に応じた手当をメンバーへ支給する仕組みになっています。

​さて、先日のこと。
​環境課から「アライグマ捕獲」の連絡が入ったため、小雨が降る中、現場へ向かいました。
​……が、指定された現場を見渡しても、箱罠らしきものは見当たりません。
​改めて環境課へ連絡を入れると、「通報された方がご高齢で、場所の記憶が曖昧らしく……」とのこと。
「隣の家の畑にある、近くの小屋の左側」というとんでもなく曖昧な情報を元に探してみるも、そもそも小屋らしき建物を発見できません。
打つ手がなくなったため、一旦環境課から通報者へ再度詳しい位置情報を聞き出してもらうよう依頼しました。

​そして翌日。
環境課から修正された位置情報が届いたため、仕切り直して再度現場へ向かいます。
​最初にかざされた位置から300メートルほど離れた場所でしたが、今度は連絡通り、家庭菜園がある小屋の脇に小箱罠を発見。
​「やれやれ、手間はかかったけどこれで無事にミッション完了」と思って罠に近づくと‥‥‥
​いや、中にいるの「アナグマ」やないかーい(ズコー)!
​

​今回のようなケースを振り返ると、例えば市民の方が捕獲した獲物の写真とGPS位置情報を、当会の専用フォームへ直接送信してもらう仕組みがあれば、このような誤認トラブルは激減するはずです。
​しかし、現場で農作業をされている方というのは、 ≒ご高齢者。
スマホアプリを操作して、写真や位置情報を送るのは至難の業です。
​行政、通報者、ハンター。
三者がよりストレスなく、連携できるシステムやデジタルツールの落としどころはないものか。
改めて仕組みづくりを研究していきたいと思います。

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捕獲した獲物は、骨付きのまま熟成させたほうが、肉の柔らかさが増して美味しく仕上がります。​これは、動物の死後、筋肉が硬縮を起こした際、骨があることで肉が骨に引っ張られ、元の弛緩した状態へ戻りやすくなる「ストレッチ効果」があるためと考えられて...
28/09/2026

捕獲した獲物は、骨付きのまま熟成させたほうが、肉の柔らかさが増して美味しく仕上がります。
​これは、動物の死後、筋肉が硬縮を起こした際、骨があることで肉が骨に引っ張られ、元の弛緩した状態へ戻りやすくなる「ストレッチ効果」があるためと考えられています。
逆に早期に骨を外してしまうと、収縮した筋肉が縮んだまま固まってしまい、食味が硬い肉になってしまいます。
​また、骨から肉を外す段階で刃を入れると断面から雑菌が付着、肉が傷みやすくなるというデメリットもあります。

​さて、当会で捕獲して枝肉にした獲物は、弊社事務所……という名の、思いっきり個人宅リビングの隅っこにある専用冷蔵庫で熟成を行っています。
​使用しているのは、アイリスオーヤマの1ドア冷蔵庫「IRSN-8A-W」。
これに少し手を加え、内部に枝肉を吊るすアタッチメント棒を取り付けて改造しています。
​横幅356mmというスリムな設計ながら、高さ996mmをぶち抜きで使えるため、小型〜中型の獲物であればすっぽりと丸ごと吊るすことができます。
大型の個体であっても、胸と腰で3分割ほどに解体すれば、1頭はギリギリ収納可能です。

​熟成用として最初は横置きタイプの業務用チェストフリーザー(ストッカー)を使っていたのですが、あのタイプは庫内の湿度が上がりやすく、肉がすぐに傷んだりカビが生えたりして痛い目を見ました。
​肉の熟成においては、庫内の湿度を適切にコントロールする「自動霜取り機能」と、ファンで冷気を循環させて肉の表面を適度に乾燥させる機能が絶対に欠かせません。

​骨付きで肉を熟成させる期間は、長ければ長いほど酵素の働きで旨味成分が増していきます。
ただし、旨味の増加は徐々に緩やかになるため、「腐敗リスク」とのバランスを見て期間を見極める必要があります。
​過去には15日間の長期骨付き熟成まで試した実績もありますが、現在は冷蔵庫の回転率を上げるため、以下のハイブリッドな工程を採用しています。
1.​丸2日間の骨付き吊るし熟成(ドライ)
​2.骨から外して精肉し、真空パックへ移送
​3.パックのまま再度冷蔵庫(チルド設定)で2〜5日間熟成(ウェット)

​骨付き熟成期間が短すぎると、真空パックにした後に肉からドリップが溢れ出てしまいますし、逆にパック後の熟成時間が短すぎると肉の旨味が引き出しきれません。
​ちなみに、このように骨を抜いたブロック肉を真空パックでドリップが出ないよう密閉し、チルド帯で熟成させる手法を「ウェットエージング」と呼びます。

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25/09/2026

枝肉から外した骨は、もちろん捨てたりしません。
"The meat close to the bone is the sweetest."(骨の近くの肉が最も美味い)という慣用句がある通り、アバラや脊柱の周りにつく肉は、極上の旨味を持っています。
ただ、骨付きのまま冷蔵庫に入れておくとスペースを取って邪魔すぎるので、下処理をして肉だけを取り出し、小分け冷凍しておくのがスマートです。

下処理のコツは大きく3つ。
まず1つ目は、骨のまま大鍋で煮こぼし、茹で上がった骨を水できれいに洗うこと。
これで表面の汚れや余分な血を取り除き、臭みを抑えます。

2つ目は、きれいに洗った骨を再び鍋に入れ、酒と「砂糖」を加えて煮込むこと。
この段階で砂糖を入れて煮ることで、肉の保水性が高まり、仕上がりの柔らかさが格段に増します。
なお、塩や醤油といった「味が決まってしまう調味料」はこの段階では入れません。

そして3つ目が最も重要なポイント。
茹で上がったら粗熱を取り、冷蔵庫で1日以上じっくり寝かせることです。
この「加熱→冷却→加熱→冷却」というプロセスを踏むことで、本来なら骨にこびりついて剥がれないスジ肉や筋膜が解け、手でピリピリと引き剥がせるようになります。

こうして骨から綺麗に分離させた肉は、まさに万能の食材。
下味は砂糖だけなので、その後の調理次第で和風・洋風・中華とどんな料理にも自由自在に化けてくれます。
煮込んだ残りのスープ(ブロス)は、塩を振ってそのままスープとして飲んでも絶品。
自家製ラーメンのベーススープとして使うのも最高です。

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先日捕獲した子イノシシを精肉しました。​肉の収量は約5kg。体重20kgの個体だったため、歩留まりとしては25%程度しか取れていない計算になりますが……まあ、これは熟成庫で寝かせている間に、私が肉を削ってはつまみ食いしていたのが原因です。そ...
23/09/2026

先日捕獲した子イノシシを精肉しました。
​肉の収量は約5kg。
体重20kgの個体だったため、歩留まりとしては25%程度しか取れていない計算になりますが……
まあ、これは熟成庫で寝かせている間に、私が肉を削ってはつまみ食いしていたのが原因です。
それがなければ、本来の歩留まりは30%といったところでしょうか。

​「福岡ハンターズキャンプ」では、捕獲した獲物のうち「3分の1」を当会の取り分、「3分の1」を捕獲者、そして残りの「3分の1」を会員の皆様へ分配する仕組みをとっています。
今回で言えば、1人あたり約500gほどが手元に渡る計算です。
会員の皆様、お楽しみに〜

​さて、イノシシといえば、50kgを超えるような「脂ノリノリの大イノシシ」が世間的には喜ばれる傾向にあります。
しかし個人的に、捕れて一番嬉しいのは、今回のような20kg前後のサイズ感です。

​ジビエ料理の世界では、イノシシの成体を「サングリエ」と呼ぶのに対し、今回のような若獣は「ベット・ルース」と呼び分けています。
​このベット・ルースは、成体ほど脂は乗っていませんが、肉質が程よく柔らかい。
そして、ベット・ルースよりも小さなウリボウ「マルカッサン」に比べて旨味が強く、どんな調理法にもバランスの良い食味を発揮してくれます。
サッと焼いてよし、じっくり煮込んでよし。
骨の周りのスジ肉まで余すところなく料理に使え、やれ嬉し。

​そして何よりも。
ベット・ルースサイズは搬送や解体作業が圧倒的に楽なのが良い。
大型イノシシは解体に時間がかかるし、熟成庫へ収めるのも一苦労です。
​ジビエの評価は単なる「味」だけでなく、山から引き出して食肉にするまでにかかる「コストパフォーマンス」も非常に重要な要素だったりします。

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19/09/2026

箱罠でイノシシを捕獲した翌朝、農家の方から「もう、餌が食われちょるよ」と電話が入りました。
​想定していたよりもダウンタイムが短い!
​一度捕獲があった後なので、次まで1週間ほどは期間が空くと思っていましたが、今年は猛暑と渇水で山の餌が少なすぎるのか、かなり食い気が強い様子です。
​そしてその翌日。
朝の見回りを担当してくれた罠シェアメンバーから、コミュニティ内に「ウリボウ捕獲!」の連絡が入りました。
​あちゃー……ウリボウが入ってしまったか。

​先日もお話しした通り、箱罠でウリボウを捕獲してしまうのは、戦略上あまり好ましくありません。
​ウリボウが群れているということは、その近くに母親が潜んでいます。
その目の前で子供が箱罠に閉じ込められた姿を見せると、親イノシシは学習し、以降その罠に近づかなくなってしまうからです。
​さらに。
イノシシは子供を早い段階で失うと、本来なら春に1回しか行わない繁殖を、年に2回行うようになるという説もあります。
当然、妊娠のために母親は大量の栄養を必要とするため、結果として農業被害の減少につながらないという悪循環に陥るのです。

​と、送られてきた動画を確認してみると……ん〜? 微妙にウリボウではないな。
​小ぶりですが、身体の瓜模様は消えています。
​しかも、そのサイズが3匹揃って箱罠に入っています。
仮にトリガーの作動荷重を重めに設定して小動物を弾こうとしていたとしても、3匹が押し合いへし合いをすれば、ターゲットの選別は難しかったと言えるでしょう。
再度ダウンタイムモードに戻し、次は連休明けに捕獲できように調整しましょう。

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以前お話した通り、箱罠には「ダウンタイム」があります。​獲物の不意をついて足元を拾う「くくり罠」であれば、全く同じ場所であっても、他所から来た個体が偶然かかることもよくあります。対して、餌を使って獲物の警戒心を解きほぐしていく箱罠は、次の獲...
16/09/2026

以前お話した通り、箱罠には「ダウンタイム」があります。
​獲物の不意をついて足元を拾う「くくり罠」であれば、全く同じ場所であっても、他所から来た個体が偶然かかることもよくあります。
対して、餌を使って獲物の警戒心を解きほぐしていく箱罠は、次の獲物の警戒心を解いていくための準備期間が必要になるのです。

​ただし、このダウンタイムを短縮し、狙ったタイミングで捕獲へ繋げる手法は存在します。
​まずは捕獲直後の現場処理。
止め刺しを終えた直後の箱罠内部から、地面の土をゴッソリと削り取り、新しい土への入れ替えを行います。
これは獲物が暴れた際に撒き散らされた糞尿や、止め刺し時の血の匂いを緩和するためです。
​土を張り替えたら、そこへたっぷりと餌を投入します。
この段階では、なるべく遠くまで匂いが届く誘引性の高い餌を選ぶのが鉄則。
罠猟師の中には、米ぬかをベースに酒粕や焼酎を混ぜ込んで匂いを増す人も多くいます。
先日コメントでいただいた「米ぬかは炒った方がより香ばしい匂いが立つ」というアイデアも、ぜひ次回試してみたいところです。

​この段階で重要なのは、「餌は撒くが、扉はロックしておく」という点です。
​「どうせ餌を撒くなら最初からトリガーをセットしておけばいいじゃないか」と思われるかもしれません。しかし、箱罠の初期段階で真っ先に突っ込んでくるのは、ウリ坊やタヌキなどの「本命ではないターゲット」です。
​箱罠でこうした目的外の獲物を捕まえていると、近くで見ている本命が罠の仕組みを学習し、二度と近寄らなくなってしまいます。
​そのため、撒いた餌の減り具合やトレイルカメラの映像から、「本命が完全に餌を食い始めた」と確信できるまで、じっくりと耐えます。

​福岡ハンターズキャンプで使用している箱罠は、木のつっかえ棒を弾くことで扉が落ちるトリガー構造です。
そのため、ダウンタイム中はダミーのつっかえ棒を何本か立てておき、獲物がこれを押し倒しても「何も恐ろしいことは起きない」と経験させます。
​そして、勝負を仕掛ける「Xデー」に、ダミーの棒とトリガーをリンクさせるわけです。
​くくり罠とは異なり、捕獲日を意図的に決めることができるのが箱罠の強みです。
先日のメンバーに「明日にはかかる」と豪語したのも、獲物がすでに棒を無警戒に蹴り飛ばしていることを確認していたからこそでした。

​……まあ、もちろん「絶対」ではありません。
それまで完全に無警戒だった獲物が、トリガーを本仕掛けに切り替えた途端「パタリ」と罠に寄り付かなくなることもよくあります。
​「なぜ気付かれた? どうして入らない?」と考えるのが、箱罠猟の妙。
くくり罠とは全く異なる、駆け引きが詰まった実に深い猟法だと思います。

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はめつ

14/09/2026

箱罠を再調整して仕掛け直した、まさにその日曜の夜。

​午後にあった娘のダンス教室発表会の「打ち上げ」と称して、ゲヘゲヘと酒をあおっていたその時……ピンポロン!とスマホが鳴りました。

​画面を確かめると「箱罠起動」の通知が!
​狙い通り、すぐに入った! 今度こそ間違いなし!!
その日の飲み会は早々に切り上げて、翌朝6時に現場へ急行。
​土砂降りの雨が突いてくる中、箱罠を覗き込むと……
​罠の中で暴れるイノシシの姿が!
​ふ〜む、良かった。
前日に罠シェアメンバーへ「明日には絶対かかる」と大見栄を切っていただけに、これでなんとか主宰の面目を保つことができました。

​引っ張り出して個体を観察してみると、脂の乗りはさほどでもないですが、肉質は程よい子イノシシ。
昨日手伝ってもらったメンバーへの報酬(肉)として、気温が高いですが解体することにしました。
ハエが寄ってこないよう超高速に解体し、手早く枝肉へと仕上げ、自宅の熟成庫にタッチダウン。
​ひとまず、今回の捕獲を今期の「開始のラッパ」として、この調子でガンガン捕獲数を伸ばしていきましょう!
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住所

福岡県
Koga-shi, Fukuoka

ウェブサイト

アラート

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